とある銘柄の株主優待を手に入れるには、現物保有している必要があります。
保有を継続して優待を手に入れたものの、株価は下落してしまった・・・なんてことも
そんな時におすすめなのがクロス取引(つなぎ売り)になります。
目次
クロス取引とは
クロス取引では、「買い」と「売り」両方を行います。
「買い」と「売り」両方を行うとどうなるかというと、
株価が上がっても・下がっても反対売買を行なっているため、株価変動の影響を受けなくなります。
ん?株価変動の影響を受けないということは、取引する意味あるの?と疑問に思うかもしれませんが
株主優待は手に入れることができます!(しかも、株価下落のリスクを回避した上で)
つまり株価下落を考慮する必要が無いため、
優待取得にかかるコストと、優待価値を天秤にかけてクロス取引を行うか判断すれば、
お得に優待を取得できるんです!
それでは、クロス取引に必要な信用取引について見ていきましょう!
信用取引の種類
信用取引には、「制度信用」と「一般信用」の2つがあります。
制度信用 | 一般信用 | |
対象銘柄指定 | 取引所 | 証券会社 |
返済期限 | 6ヶ月以内 | 特に無し(1日〜無期限) |
貸株料 | 割安 | 割高 |
逆日歩 | 発生する可能性あり | 発生しない |
クロス取引をする場合には、「制度信用」もしくは「一般信用」のどちらかを選択することになります。
優待狙いのクロスであれば、「一般信用」をお勧めします。
クロス取引のメリット・デメリット
・クロス取引のメリット
- 株価下落のリスク回避
・クロス取引のデメリット
- 売買手数料+貸株料がかかる
- 逆日歩に注意※制度信用の場合
まとめ
初心者の方は、一般信用対象銘柄からクロス取引を開始することをお勧めします。
※制度信用売りについては、事前にコスト予測することが難しいです。
一方で、一般信用に対応していない(=制度信用でしかクロス取引できない)銘柄もあります。
慣れてきたら、制度信用銘柄も活用していきましょう!